関東通運のSDGsへの取り組み

物流業界は、「安全で安心な輸送・保管サービスを提供し続けること」が社会的使命であり、常に「安全」を最優先課題とし、環境対策や労働対策などとともに、産業の将来に向けたさまざまな取り組みを進めています。こうした姿勢は、2015年の国連総会で採決された決議にある、SDGs(持続可能な開発目標)の理念と通じる部分があります。関東通運はSDGsの理念に共感し、持続可能な開発目標達成のため積極的な活動に取り組んでいきます。

1 貧困をなくそう

〇緊急時などの緊急物資輸送
自然災害などの緊急時にも、国や自治体と連携し、緊急物資輸送を行い、物流は活躍しています。生活必需品などを被災者の元へ迅速に届ける物流は、ライフラインの重要な役割を果たします。関東通運(株)久喜支店では、久喜市と災害時における物資の保管等に関する協定を結び、茨城県トラック協会古河支部では、古河市と災害時の緊急救援輸送に関する協定を結んでいます。

3 すべての人に健康と福祉を

〇安全運転の徹底による交通事故の撲滅
日本では2021年度に30万5,425件の交通事故が発生し、2,636人の方が亡くなっています。私たち物流業は道路を使って事業をおこなっていますので、交通事故の撲滅には大きな責任があると考えられます。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常(ヒアリ・ハット)が存在すると言われています。異常(ヒアリ・ハット)や軽微な事故を減らしていくことが、やがて重大な事故を減らすことにもつながると考えられます。部門別ミーティングなどで異常や軽微な事故を話し合い、事故の撲滅を目指します。。

〇健康経営への取組み等、イキイキと働ける職場環境の整備
健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。従業員への健康投資を行うことで、従業員の活力向上や生産性向上等、組織の活性化をもたらし、結果的に会社の業績向上につながります。関東通運では、健康診断の100%受診、要精密検査者への精密検査受診の勧奨、産業医による健康相談・保健師による特定保健指導の実施、ストレスチェックの実施等、従業員の健康をサポートしていきます。

〇感染症対策の実施


4 質の高い教育をみんなに

〇従業員の資格・免許取得に対する支援
関東通運には、従業員のスキルアップのため、免許取得支援制度があります。この制度を利用し、フォークリフト講習、大型運転免許、簿記試験、運行管理者者試験等を受け、従業員のスキルアップを計っています。特に近年、物流の効率化のため大型トラックの需要が増しています。関東通運では、免許取得支援制度を利用し、ドライバーの方に大型免許を取得して頂き、4t車から大型車へのステップアップを促進しています。

〇安全講習会・衛生講習会・生産性向上訓練の実施

〇5Sの徹底

〇将来の担い手となる児童・学生に向けた講習や見学会の実施


5 ジェンダー平等を実現しよう

〇性別に関わらず活躍できる職場環境の整備

〇男性も含めた育児・介護休暇制度の充実
少子高齢化が進み、人材確保が困難になっていくことが予想される今後は、企業が従業員の多様な働き方を理解し、働き続けやすい職場環境を整えることが重要となります。男性の育児や介護への参加を推進することで、従業員や従業員家族の会社に対する満足度や帰属意識の向上を目指します。


8 働きがいも経済成長も

〇働き方改革への対応により若年者の積極採用
物流業界は他産業に比べて中高年齢層の男性労働力に強く依存しており、若者の新規就労も少ないため、現役世代が引退した後、深刻な労働力不足に陥る恐れがあります。関東通運では、各種の認証制度を受けることにより、安心して働ける職場環境づくりを目指しています。また、会社説明会の開催や合同説明会へ積極的に参加し、若年者の採用に取組んでいます。

〇「標準的な運賃」、待機時間料、附帯作業料などの適正収受

〇求荷求車情報システムの活用


9 産業と技術革新の基盤をつくろう

〇パレット化、機械化による手荷役の解消

〇IT化による業務効率化


13 気候変動に具体的な対策を

〇エコドライブの実施により環境への影響の削減
2019年度の日本全体のCO2排出量に占める自動車の排出量は全体の約16%にあたります。エコドライブ運転は、環境改善と同時に燃費の改善につながります。

〇ペーパーレス化


17 パートナーシップで目標を達成しよう

〇ホワイト物流推進運動への参加

〇パートナーシップ構築による荷主様との連携強化

〇行政との連携強化

〇地元スポーツチームとの連携強化